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A52VE ブータンレポート


 

ブータンへ !

 退職後の10年間は、もし健康で動けたら何か世のため人のためにしてみたい(ちと大げさですが)と言うのが私の人生設計でした。
たまたま退職後直ぐに
JICAシニア海外ボランテイアに応募させていただき、インドネシアに継ぎマーシャルと2カ国で活動することが出来ました。
JICA
の平成18年秋募集説明会にパネラーとして起用されたりしている内に、応募資料を戴き見てみましたら私に出来そうな案件がいくつかあり、パナマとブータンの2つの案件に応募、今度はブータンに派遣させて戴く事に決まりました。

大和市長への表敬 土屋市長さんへの表敬も今回で3度目、今度はブータンですかと話しも弾みました

 JICAの派遣前研修が2月中旬から始まり、皆様からの激励アイボールなども戴き慌ただしく日が経ち出発を迎えました。

 ブータンへの空路は、成田からタイ国際航空(全日空と提携)でバンコックへ入り(6.5H)、バンコックで1泊、翌早朝5:50にドルックエア(ブータン航空)でバンコックを出発、インドのコルカタ(KOLKATA)経由ブータンのパロ国際空港へ入ります。

 とんでもない早い出発時間は、パロに天候の安定している午前中に到着するためなのだそうです。バンコックからコルカタまでは3時間20分、コルカタ−パロ間は20分の飛行時間です。

ドルックエア機内 始めて乗るDrukair(ブータン航空)機内。機体はエアバスA319

 ドルックエアは機体が余り大きくないので、機内手荷物は1個7Kgまで、預け荷物は20Kgまでとのことで、赴任者にはきつい条件ですが、成田で乗るTG(タイ国際航空)が預け荷物は実質30Kgまで受け付けてくれ、且つパロまでダイレクトに運んでくれるとのことでしたので、30Kgを越えない様にして無事パロで受領できました。

 ちなみにこれしか運べないので赴任荷物はどうするかと言うと、ブータンの首都テインプーへはEMS(DHLも可)が使えます。但しEMS120Kg以下と言う制約がありますが、4日〜1Wで着きます。

ヒマラヤの遠望 ブータンに近づいた頃機内からヒマラヤの山々が見えました

 そろそろヒマラヤが見えるはずだからと言われていた窓際の席の人が「見えない!まだ見えない!」と言っていましたが、実はもう見えていました。彼は下の方を見て探していたのです。1万メートルを飛ぶジェット機からでは7千メートル級のヒマラヤ山頂はほぼ水平方向に見える道理です。

見えてきたブータン 高度を下げ何度か方向を変えて地表が見えてきました。始めて見るブータンと言う土地です

パロ空港への進入路 着陸態勢に入っているのにまだ旋回しています。地表間近なのに主翼の先に山肌の建物が見えます

 この飛行場への着陸は聞きしにまさる神業です。昔、香港の空港へ着陸する時には結構ドキドキしたものですが、ここは戦闘機のパイロットでないとダメなのではと思うくらいです。

ドルックエア機 無事パロに到着。この飛行機に乗ってきました。ビジネスクラスが20席前後、エコノミーが94席ほどあったと思います

パロ空港管制塔 やはりここはブータンです、管制塔の建物まで少し雰囲気が違います

パロ空港で皆川さんと なんと皆川OM(A52AM)が飛行場に出迎えてくれていました。彼は昨年10月からJICA SVとしてこのパロに赴任していました

 皆川さんとは実はジャカルタでご一緒だったのですが、はからずもまたこの地でお会いする事が出来ました。つもる話しもあったのですが、到着組SV 11人+ご家族3人、総勢14人はバスに乗り込み約2Hかけて首都テインプーへ向かいます。

ブータンのミネラルウオーター バスでの長旅なのでパロ市内のレストランで軽くお茶(ミルクティー)とモモ(ブータン餃子?)をいただき、水も仕入れました

パロ路上で パロのレストラン前の路上で。ブータンに着いた!と言う感じです

ティンプーへの道1 バスでパロを出発してティンプーへ向かいます。バスから見た道路

ティンプーへの道2 山間の曲がりくねった道を行きます。至る所工事していて結構な渋滞です

ティンプーへの道3 もう間もなくティンプー市内です。首都がこんな感じの山間にあります

ホテルのウエルカムフルーツ

 日本から2日をかけてティンプーのホテルに到着しました。部屋にはウエルカムフルーツとミネラルウオーターが用意されていて、果物も豊かなのが分かります。44日と言うのに結構気温は低く、でも湿度が無いせいかそんなに寒くは感じませんでした。

 

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