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A52VE ブータンレポート


 

研修

 ティンプーに到着して1週間少々はJICAブータン事務所による諸手続やオリエンテーションがあり、住宅もいくつか見て回りました。
 その翌週からブータン政府主催によるオリエンテーション(研修)が始まりました。

朝の集合場所 時計塔広場。毎日ここに集合しバスで研修場所へ向かいました

 受入国の政府が自ら受入ボランテイアに研修プログラムを用意すると言うのは初めての経験でした。担当しているのはRoiyal Institute of Management(以下RIMと表記します)と言う国立大学です。

会議室 始めて着いた部屋でしたが机上には各人の名札、資料、ノート、筆記用具、水等が用意されてありました

 この研修には、日本からのSVJOCV(海外青年協力隊)それにニュージーランドからのボランテイア3名が参加しました。初日は、オープニング・セレモニーがあり特別な部屋へ案内されました。

式場1 研修の最初にOpening Ceremonyがあり通された部屋。手前のバターランプ(灯明)には火がともされます

式場2 上の写真の反対側ですが、ここには高僧が座ります

 RIMの建物の確か最上階にだったと思いますが、重要な行事(僧や文官や軍人の昇進等)のはじめに行われる儀式だそうで、平和・調和・安全を願う意義があるとの事でした。我々は上記の写真の間に敷かれた座布団の上にあぐらで座り、読経があり、各人に配られた手のひらに入る様な椀に、バター茶(スジャ)から始まり、おかゆや果物片が次々と配られ、これらを戴きます。配られたものの中にはお札もありましたが、これは食べずに今も大切にとってあります。

小さな椀 これに次々と色々な飲み物や食べ物が配られます

 研修プログラムはハードコピーでも用意されていましたが、当時の日付が入ったパワーポイントを使い、各分野のDirector級の方が来て熱っぽく説明してくれました。

休憩 毎日Tea Breakが設けられており、中庭にミルクティーかコーヒーに軽い食べ物が用意されていました

RIM Directorのソナムさん他 中庭でこのRIMの責任者であるソナムさん(右)と中央は木須隊員

RIM建物1 国立大学にふさわしく、庭も良く手入れされており建物もとても綺麗です

RIM建物2 外観だけでなく内部も清潔で、トイレも毎朝綺麗に掃除されてありました

 研修プログラムは、この国が大切と考えて国作りの基本としていることから、地勢歴史、環境と発展、文化・宗教・食・服装、秩序・法律、観光(方針)、伝統スポーツ、交通・安全、伝統工芸・舞踊・祭、ゾンカ語(国語)等の説明があり、病院や放送局、新聞社、工芸博物館、寺院、王宮等の見学も主として午後に組まれてあり、大変勉強になる内容でした。

王宮の内部 王宮の内部の見学もさせて貰いました。立ち入りには特別な許可が必要です

王宮内部壁画 さすがに仏教国です。至る所に我々日本人にはどこかで見たことがある様な仏画が沢山ありました

国技の説明 ブータンの代表的スポーツをいくつか解説・実演してくれました。弓の競技の前には儀式を行ってから行います

弓 的は145m先にあります。当たるとチームで踊って気勢を上げますが、なかなか当たりません

動物園 実は動物園ではありません。国の動物であるTakinを保護してある場所へ案内して貰いました。テインプーの市街地から大分山へ登った場所にありあます

Takin これがこの国のNational Animalです

芸術学校で ここは伝統舞踊や歌謡を教える学校Royal Academy of Performing Artで通称略してRAPAと呼ばれています

芸術学校の学生と 私達に伝統舞踊を披露してくれた後で一緒に撮らせて戴きました

AVIファイル(Windows Media Playerで再生します)

伝統舞踊 デジカメでは動きの速い踊りは巧く撮影できません。ビデオモードで撮ってみました

ブータンコテマリ?

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