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ジャカルタ通信


ジャカルタの空には

 ジャカルタの空には 星がない
 昔はこぼれるばかり 輝いていたという・・
 ここに日本人が   やってきてから
 毎晩毎晩かれらは  せっせと飲み込んで
 とうとうジャカルタの空には
 星が無くなったのです 

・・・・と言われています。

でも、今はスーパーマーケットへ行くと沢山あるのです。私も、今夜もまたひとつ、飲み込んでしまいました。

インドネシアのビンタン(Bintang)ビールです。

この国はほとんどの人がイスラム教ですのでお酒は飲みません。地方へ出張に行きホテルの冷蔵庫にもビールがない、食堂へ行ってもビールはありませんと言われることがよくあります。

でもジャカルタは国際都市ですから大丈夫、スーパーへ行けばビールもワインも売っています。この国のビールは何たって「ビンタン」ビールです。ビンタンはインドネシア語で「星」です。この星を毎晩食事どきに一個づつ平らげているのです。

三宅さんと行ったベトナムには「333」(バーバーバー)と言うビールがありましたが、何処の国にもおいしいビールはあるものです。
(編者注:そうです。実は今でも333が忘れられず、エスニック料理屋に行くと、国にかかわらず在庫を尋ねている位です)

他にも何種類かのビールが売られています。片っ端から試してみました。写真の両端は黒ビールですが、その日の気分で黒ビールもなかなかイケます。

インドネシア語で星はビンタンで、太陽は「マタハリ」です。昔々の小説か映画の主人公で有名な女スパイの名前が(東洋の?)マタハリだったと思いましたが、これはインドネシア語だったと言う事がここで始めて知りました。ちなみにインドネシアには、何処の都市に行ってもマタハリと言う名の(衣料品が得意な)スーパーがあります。従って何処の国でも一つしかない太陽(マタハリ)が、この国には沢山あるのです(笑)

このビールのつまみに合うのが、誰かさんも掲示板に書いていましたが、カシューナッツ(正確にはローステッド・カシューナッツ)です。某氏が帰国時に、近くのスーパーでこれを大量に買い占めたためその後しばらく入荷が無く、やっと見つけて買って来ました。ところがやけに色白だと思ったら、生でして、そのままでは食べられませんでした。

カシューナッツ 酒の肴に実においしいのです。

カシューナッツのなっているところ 実は実際になっているのを見たいと思ってはいるのですが今まで機会がありません。
この写真は「熱帯アジアの果物」チャールズ・イー・タトル出版から転載しています。
くだものとしての果実の先端に実が1個付いていると言う奇妙なナッツなのです。道理でインドネシアのナッツ類としては値段が高い道理です。
今夜も、心してカシューナッツを食べて、また星を一つ飲んでしまいました。ウィップ!

日本に居るチョウとそっくりです。これはビールのつまみにはなりません。1月でもこんな花が咲き蝶が居ます。

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