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マーシャル便り


アレレ博物館

 マジュロのダウンタウンに裁判所と図書館・博物館の建物があります。
庭に大きな火炎樹があり芝生も手入れされ綺麗になっています。アレレ博物館と言うのはALELE MUSEUMと書きALELEはナムリック(Namorik Atoll)の編みカゴに由来し、伝統的な編みカゴにマーシャルの文化歴史を入れると言う意味が込められているのだそうです。

 この博物館は広さもあまりなく、第二次大戦に関する展示資料はとても少なく最初に訪れたときは少々がっかりしたのですが、離島の戦跡を見た後に改めて見たところ、感ずるものがありましたので、あまり綺麗に撮れなかったのですが、主要な展示物とパネル写真を以下に掲げておきます。

ALELE MUSEUM  この建物の2Fが展示室になっています

展示コーナー1 第二次世界大戦関連の展示パネルはこの2枚と次の写真のパネルとの合計3枚のみです

展示コーナー2 1994年に撮影された写真が何枚か張られてありました

展示コーナー3 展示されている数少ない実物です。機関銃と弾丸等、その両脇にプロペラが計2本展示されています

編者注: 中央に置かれているのは、米軍が上陸戦などで使用するベルト給弾式の軽機関銃に見えますが詳細は不明です。
手間の銀色のものは小銃発射式の擲弾筒に見えますが、これも詳細は不明です。

なぜかわかりませんが此の写真にはとても引きつけられる物を感じました。

編者注:上記写真説明の札には、次の内容が書かれています。
Jaluit 1945 US Navy, Commodore Cross Japanese Army, Major Hidesaku Furuki

当時ヤルートには、陸軍の南海支隊第二大隊 古木秀策少佐指揮の約1700名の兵士と、海軍第六十二警備隊 升田仁助大佐指揮の約1600名の海軍兵士がおりましたが、升田大佐は終戦時に先任指揮官としての責任からか自決して果てたため、この写真の様に古木少佐が武装解除の指揮を執ったものと思われる。

Mili Atollには旧日本軍の基地がありましたがマーシャルでは一番東(即ち一番ハワイに近い)に位置しマジュロとの距離も近く60-80マイルしか離れていません

説明文にマジュロの滑走路で1944年8月とあります 。

編者注:写真の戦闘機は主に米海兵隊が使用したF4Uコルセア。

以上3枚のマジュロの米海軍の写真につけられた説明文です

マジュロでの5米空母 

 マジュロでの5米空母の写真説明文

編者注:空母 ワスプ(WASP)は2代目で、初代のワスプは1942年に伊-19潜水艦によって被雷撃・大破したため味方艦の砲撃により沈没している。
空母ヨークタウンも同様で、ミッドウェイ海戦後、伊-168の雷撃で沈没。
空母ホーネットも2代目である。

見にくい所を補足しますと、「日本軍の防衛基地」があった場所が示されています。上からWotje Atoll Maloelap AtollJaluit Atoll(下左)、Mili Atoll(下右)

展示コーナーの最初に掲げられていた掲示文

掲示文その1 3枚目の展示コーナーに掲げられていた掲示文を上下2枚に分けて示します)

掲示文その2 フラッシュで白くなっている部分の単語は「nickname」です

 

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