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マーシャル便り


ビックリ!

○エアーマーシャル

日本から松井・中山両OMがマジュロへ来て 、一緒にキリバスへExpeditionに行こうと言う計画を考えました。
私は、エアーナウルでのマジュロ−キリバス間の航空券の予約をを担当することになり、エアーナウルも扱っているエアーマーシャルの事務所へ行きました。

エアーマーシャルの事務所 ダウンタウンにあり私の勤務先からもそんなに遠くありません

航空券を予約に行ったのは9月でした。
キリバス行きの計画は11月でしたが、何事も早めが肝心です。
松井OMから受領している計画をメモにして窓口へ出しました。

エアーマーシャル事務所の中 女性が3人で担当しています

窓口の女性は、コンピューターをたたきながら、ちらりとカレンダーを見て「えーと、この月曜日のフライトは14日じゃないよ」と言います。
私は思わず「えっ!日本からの接続を考えて組んだので、それじゃ全体を見直さなくっちゃならない・・」と言っている内に、コンピューターに画面が出てきたようです。
入力して窓口の女性がまたちらりとカレンダーを見て「・・・・・」またなにがしかコンピューターを操作しています。

ややあって彼女が言ったのは「いやこのメモの通りでOK。予約はした。ノープロブレム。」と言うのです。「ん? フライトの曜日が変わったの?」って聞くと彼女の答えは「あのカレンダーが1日ずれている・・・」と言うのです。

 

エアーマーシャル事務所のカレンダー よーく見ると確かに10月が31日(月)で終わっているのですから、11月1日は(火)であるべきがなんと月曜日からから始まっています

無事予約を終えて、窓口の女性が言います「ところでマーシャルは好きか?」私は「ん、好きだよ。最近は何でもあまり驚かないのだが、今日は驚いた」と言うと、彼女達は皆グハハハハ!といって笑うのです。
まあ、かように明るくいい性格なのですが、別な見方をすれば、誰もカレンダーが間違っていることに気付かない?2ヶ月も前に予約に来たから初めて彼女達もわかった?ので、まあ実におおらかです。

どこが配ったカレンダー? よく見るとBank of Marshall Islands と書いてあります。なんと銀行が配った物のようです

エアーマーシャルは別名エアーメイビー(Air Maybe)とも言われており、運行スケジュールが極めてフレキシブル?なことで有名です。ですが、このカレンダーはエアマが作り配布した物ではありません。
なんと作ったのは銀行です。実はこの銀行は危ないと言われて居る銀行で、このカレンダーを見るとなんだか信憑性をおびてきます。

 

○珍しいもの

ある日職場の同僚が「珍しい物がみれるから行こう!」と興奮気味に言います。
マジュロには、埠頭は2カ所しかなく、一つは私の勤務するウリガ・ドックで、もう1カ所はデラップ・のドックです。
どうやらこの珍しいものは、デラップ・ドックにあると言うのです。
マーシャル人の情報源は何と言っても中波のラジオ放送V7ABです。
時に英語でも放送していますが、大体はマーシャル語です。
同僚の机には広帯域の受信機があり、常時ラジオ放送をモニターしていますので、多分放送で流れたのでしょう。
急いで車に乗って約10分でデラップ・ドックに着きました。

デラップドック 手前に止まって居る車がいつもより多く人も多いようです

おそるおそる 遠巻きにしておそるおそるマーシャル人達が見ています

ワニ? 何と体長2m以上あるワニです。生かしたままマジュロへ持ってこようとしたのですが船の中で暴れたので殺された、とのことでした

マジュロ環礁ではなく別のAtollの内海に居たと言うのですから驚きです。新聞にはシー・クロコダイル(Sea crocodile)と書いてありましたが、私は海にもワニが居るとは知りませんでした。
マーシャル(マジュロ)では初めての動物なのだそうです。きっと学校が終わった後に子供達も見に来たことでしょう。

ワニの前足片方が無くなっていましたが、私の想像では多分何者?かに食べられてお腹に納まってしまったのではと思うのですが?
このワニのその後は、どうなったのかは誰も知りません。

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