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JA1KJW 小笠原ペディと熟年ダイバー奮闘記
(初デイトンレポートもあるよ)


■小笠原ペディション



2002年の4月20日 午前10時に東京竹芝桟橋を出発、翌21日の午前11時30分に小笠原に到着しました。
私(JA1KJW)は、強い船酔いで夕飯が食べられずに寝ていました。

港には民宿「毛利荘」の瀬堀夫妻が迎えに来てくれました。
さすがに南国、陽差しが強いこと。
宿舎は裏側、横は山、気に囲まれたロケーションは決して良いものではないが、とにかくアンテナを上げる事にする。

・3.5/7 ダイポール
・10/14 ダイポール
・18 ダイポール
・21/24/28 2エレ八木
・50 クワッド

以上の構成である。

今回の参加者は、私(JA1KJW)とJA1HEE、JE1XXGの3名です。

この日の1642JSTに50MHzのビーコンに応答がありQSOに成功しました。
これはいけるかも?と思ったものの、結局50MHzでQSOできたのはこの1局だけでした。
1713JSTのCQにJA1JQYが応答してくれたのを契機に、ペディションがスタートしました。
2100JSTから、7MHzの大パイルアップに奮闘していると、私の信号に対し妨害局がしつこくビートをかけて来る

翌日の22日は、朝0400から0700JSTまで運用しました。
その後、0830から裏山の三ヶ月山展望台へ歩いて登りました。展望台では、クジラやイルカの動向を観察する人がいて、無線でその情報をクジラウォッチング船や事務所に報告しているようです。
その人に、方向を教えてもらい双眼鏡で観察すると、いるわいるわ、クジラが飛び上がったり、背面飛びしたり、潮を噴き上げたりして凄い!
水しぶきも豪快でありました。

散策後、下山して昼食を摂る。
民宿は調理器具がすべて揃っているが、当然自炊となる。
食事の準備のためスーパーへ買い物に出かけたついでに、もちろんビールを1ケース購入と相成りました。
食事の支度は、JE1XXG中村さんが引き受けて下さり、私とJA1HEEはQSOに専念出来て、中村さんには大変感謝しています。
昼食後、1400から18:30まで運用しました。
その日の夕食は、刺身とサラダでした。
夕食後の2000から2400まで再びQRVしました。

小笠原での3日目、4月23日は3人でイルカ・クジラ・海中公園ツアーに出かけました。
同行者は10名で、その中にテレビ朝日のカメラマンが2人いて、小笠原の自然を撮影するとの事でした。
我々もいよいよテレビデビューか???
放送は、10月頃の予定だそうです。

船はイルカ探しに駆け回る。
波は高いが海は透き通っていてきれいである。
「いた!」、イルカの大群を50〜60頭発見!すかさず船長が船を近づけて伴走する。
イルカが時にはジャンプを見せてくれる。

私はイルカと泳ぐために、フィン、シュノーケル、ウェットスーツを着用して船長の指示を待った。

Goがかかった後、ガイドと一緒に静かに海に入ってイルカを追いかけた。
イルカは、海底の砂で背中や腹をこする動作が見られるが、どうやら腹にコバンザメが付いているようだ。



この後、南島に上陸、昼食となる。
ここも自然保護のため、近い内に入島制限が行われるそうです。
私がQSLカードに使った写真もここの風景です(扇池)
真っ白い砂浜です。

海中公園ではシュノーケルで海中散歩、サンゴや熱帯魚が群れ泳いでいて見飽きる事がない。素晴らしい!
次にクジラを見に行く事になった。
船はクジラの50m以内に近づかない事になっている。
親子連れのクジラ3頭を発見したが、潮吹きと黒い背中だけが見えた。
島への帰りに再びイルカの大群に遭遇!しばらく見物に興じた。


1800に帰着。
素晴らしいものを沢山見せてもらった。
夕食は、地元料理の食堂でカメの刺身(おいしくはなかった)や諸々を食べ、かつ飲みました。
2140から2400まで運用。

4月24日、0500〜0900まで運用
その後、お昼まで近くの海で泳ぎ、昼食後はハイキングに行きました。
私は、宮の浜で1時間ほどシュノーケリングを楽しみましたが、JA1HEEとJE1XXGはオカの上で何をしていたのでしょう??

1600に宿に戻る。
1950に野村会長からTELあり
「電波が聞こえないぞ!」

4月25日、0500〜1200まで運用
1300から民宿の瀬堀さんのボートで父島1周のクルージング。
釣りや、スノーケリングを楽しみました。
民宿でサワラの調理を見学、はらわたの中から10円玉大の丸い虫が出てきたが、これがいないサワラは元気がないとの事。
内臓の悪いところを掃除するそうです。
この日は宴会を開いていただき盛り上がりました。



4月26日、0500〜0800まで運用
0830〜1130までバイクを借りて3人で島内観光
1300〜2400まで運用しました。

4月27日、0500〜1530まで運用
大物のアンテナやポールを片づけて宅急便で送りました。
ワイヤーアンテナと18MHzのダイポールを残し1900まで運用を続けました。
この夜は、我々のお別れ会を近所の人(JA5ELY)や、沖縄から来たヨットマンであるジャンポール夫妻を迎え酒宴を催していただき、大いに盛り上がりました。
ジャンポール氏とは意気投合、是非ヨットに!と招待されました。

4月28日、0900ジャンポール氏のヨットへ3人で訪問。
彼のヨットは双胴船で、4つのキャビンがあり中央は豪華なフロアー、最新機材を搭載していて、これを2人で操作している。
ヨットでビールをごちそうになった。
1200〜1441まで運用した後、撤収した。
1700に父島を出発し一路東京を目指した。
滞在中は磁気嵐がありハイバンドのコンディションが今ひとつであった。
持参した2エレ八木の有効実力が確認できなかったのは残念である。
今回お世話になった毛利荘には、別の場所にトレーラーハウスがあって、庭が広そうなので次回はこちらに行こうか??



QSO実績 JA1KJW 2100 / JA1HEE 730 /JE1XXG 0

 

■初めてのデイトンハムベンション

5月15日から20日まで、デイトンんは無ベンションツアーに参加してきました。
到着日は、世界のジャンクが集まるFair Radioショップに行き、その膨大な量にビックリ!
軍用の無線関連のジャンクが、体育館くらいの大きさの建物3棟にビッシリ並べられています。ジャンクの山の上の方は、自分ではしごを使って登る仕掛けになっています。
欲しいものは自分で探せ!と云う事ですね。
今年ここに引っ越したそうで、整理がつかなくて外にも山積みされていた。

2日目と3日目はハムベンション会場を終日散策して過ごしました。
フリーマーケットをのんびり見ていたら、とても1日で廻りきる事はで来ません。
また、気に入ったものがあればその場で決断しないと、後でその場所が分からなかったり、店自体がなくなったりするからです。


屋内ブースはメーカーなどの製品が展示されており、ここもまた広くて自分がどこにいるのか分からなくなってしまうほどです。

4日目の午前中に航空博物館へ行き、ライト兄弟から最新のステルス機まで見てきました。
こちらも広大な格納庫にところ狭しと展示され、飽きない。
屋外の滑走路にも年代ものの機体が並べられ、見応えありました。



日本への帰りの飛行機の中、アラスカ上空からの眺めは素晴らしく、氷河や山に積もった雪、氷山なども見えて感動的でした。

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